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ミカヅキカゲリ第二詩集『立脚点』

  • え-25 (小説|その他)→配置図(eventmesh)
  • みかづきかげりだいにししゅうりっきゃくてん
  • ミカヅキカゲリ
  • 書籍|B6
  • 84ページ
  • 1,000円
  • http://3kaduki.link/
  • 2019/11/1(金)発行
  • ミカヅキカゲリ『立脚点』――あとがきより

    わたしは昔からいろいろなことをやりたがる性質(たち)で、旧いところでは舞台女優としての活動や歌の活動。並行して文筆活動。
    結局のところ、〈表現〉なんだろうなといまはそう思っている。でも昔はどっちつかずで中途半端で自己嫌悪に陥ることもしばしばだった。
     ところで、運命はわたしから四肢の自由と声を奪った。  傍目には不幸に見える運命はわたしをシンプルにし〈自由〉にした。  目指すものは必然的に文章だけになり、わたしは運命に感謝さえした。決めきれなかった道を選んでくれたから。
     そうして二度目の運命に襲われた。  拒食症と統合失調症でほんとうに死にかけた。  運命が今度くれたものは、〈覚悟〉だった。  生還して文筆業とちいさな出版社を軌道に乗せることに邁進した。その甲斐あって詩集と作品集の計8冊の本を出版することができた。
     いろいろなスタイルのものを執筆した。詩、小説、戯曲、短歌。  詩に軸を置きたい! ずいぶん遠回りしたけれど、大切なわたしの立脚点。そういう意味を込めて、第二詩集のタイトルは、『立脚点』に決めた。
     編集は、前回に引きつづき、佐相憲一さんにお願いした。まだ幼いわたしの詩人人生の指針となってくださっている方。佐相さんの編集はたいへん素晴らしく、たいへんに勉強になっている。
     今回の詩集『立脚点』は、前作『水鏡』から踏襲したわたしの〈たましい〉はそのままに、さらに進化したかたちのミカヅキカゲリをお届けできるのではないか、詩人としてのわたしは、まだとても幼く、拙いが、この言葉が誰かに届くと信じてわたしは言葉を綴っている。これを立脚点として、わたしはこれからも歩んでゆこう。
     さいごに、わたしの詩と云う手紙を読んでくださって、ありがとう御座いました。

     あなたがいるからつよくなれる。

    ミカヅキカゲリ

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