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里守狸伝

  • 南1-2ホール | J-20 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • さともりたぬきでん
  • 平井みね
  • 書籍|A5
  • 90ページ
  • 300円
  • 2026/5/4(月)発行
  • それでも、己の目で見て感じたことを信じたいと思った。


    ●あらすじ
     辰吉は当年生まれの若い化け狸。 化け狸として今日も今日とて修業に励むが、いつもぐうぐうと腹を鳴らしてしまい、師匠である老狸からは「なっとらん」と叱られてばかり。 此度も見事に腹が鳴り、師匠から怒られてしまう。情けないやら悔しいやら腹が減ったやらで、辰吉はやけ食いに走る。 好物の柿を食らっていると、そこに現れたのは一人の童女。

    「人間は狸と見たら見境なく狩る、危険な相手だ。捕まったら最後、毛皮にされるか……もしくは狸鍋にされて食われてしまうぞ」

      そのような師匠の教えを思い出した辰吉は、恐怖のあまりばったりと倒れてしまう。

      (こうなったら、このまま死んだふりを決めて、相手が油断したところで逃げ出そう)

      辰吉の狙い通り、童女は心配そうにつぶやく。

      「死んじゃった……?」

      しめしめと、辰吉は内心でほくそ笑むも、その時またもや腹が鳴る。柿を食ったばかりだというのに! 死んでいないと気づいた童女は、辰吉を抱きかかえて走り出す。 そして、そのまま、童女――つまり恐ろしい人間の――家へとやって来てしまった辰吉。狸鍋まっしぐらかと思いきや、どうにも人間たちの様子がおかしい。童女もその家族も、皆優しいのだ。

      師匠の言葉と、実際の人間と。果たしてどちらが本当なのか――。
      やがて人里に危機が迫ったとき、辰吉はいかなる決断を下すのか――。

     食いしん坊でビビりな化け狸の、迷いと決意と恩返し。
     日本昔話風のお話を、さつまいもカラーの和綴じ本でお届けします!

    ※作中で災害(噴火)の描写があります。ご注意ください。
    ※アルファポリス、エブリスタにて公開していた作品の再録です。
     試し読み→https://estar.jp/novels/26486497
    ※表紙に和紙PPを施したので、画像とは風合いが異なります。
    ※和綴じ製本であるため、表紙・本文の若干のズレ、紐のホツレなどが生じている場合があります。予めご了承ください。

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