今日の空気は何だかいつもと違った。退勤してオフィスの外に出て、雨上がりを嗅いだ。初夏の芳香が混じっていたんだ。そうか、もう4月も中盤だ。癖で、俯いて歩く。足元に淡い色の花弁がたくさん落ちていてたくさん人に踏まれているんだろうけれどそれが、その意義が美しくて堪らなくなった。
憎いなとかやりきれないなとかそんな感情浮かび上がるんだけど見返すのって生きてくのってどれほどに美しく欺くかだと思って爆ぜた。私の天鵝絨も君のびいどろも紛ってみせるよ。
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