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死刑は本当に殺人か?

  • 南1-2ホール | S-45 (評論・研究|現代思想・哲学)
  • しけいはほんとうにさつじんか?
  • 霧野 瑛
  • 書籍|A5
  • 62ページ
  • 1,500円
  • 2026/5/4(月)発行

  • 【新刊】死刑は本当に殺人か?
    ——国家・感情・人権のあいだ

    死刑は「正義」なのか。
    それとも、国家による「殺人」なのか。

    本書は、死刑制度をめぐるこの問いを、賛成/反対の二択ではなく、
    法・被害者感情・民意・国家権力・人権思想のあいだから考える小論です。

    法律上、死刑は「殺人」ではありません。
    それは裁判と手続を経て執行される刑罰です。

    しかし、どれほど厳密な手続を経ようと、死刑が最終的に行っているのは、
    一人の人間を意図的に死なせることです。
    法律が別の名前を与えても、死が死でなくなるわけではありません。

    では、死刑は本当に「殺人ではない」と言い切れるのか。
    あるいは、「国家による殺人」と呼ぶには、あまりにも制度化されすぎているのか。

    本書では、次のような論点を扱います。

    ・日本ではなぜ死刑支持が根強いのか
    ・被害者感情は司法にどう関わるのか
    ・死刑は本当に「最大の罰」なのか
    ・裁判員制度と民意は死刑をどう支えているのか
    ・欧州は死刑の何を否定しているのか
    ・国家はどこまで人の生と死を管理してよいのか

    本書の結論は、単純な死刑賛成論でも、死刑反対論でもありません。

    死刑は、法律上の意味では「殺人」ではない。
    しかし、人を意図的に死なせる国家行為である以上、その暴力性は消えない。

    そのあいだにある曖昧で重い領域を、自分の言葉で考え直すための小さな評論です。

    A5/62ページ/本文モノクロ/頒布価格 1,500円

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