会社を辞めたことがない私が、「退職エントリ」を書いてみたらどうなるのかー。
会社員として働き続けてきた一人の人間が、自分のこれまでを振り返りながら、「これから」を考えていくエッセイです。
福岡のIT企業で約二十年。
就活の失敗、父の死、進路の迷い、会社への恩義。
これまでの選択の積み重ねの中で、いまの自分がどのように形作られてきたのかを辿っていきます。
大きな不満があるわけではない。
むしろ、恵まれているとさえ言える。
それでもなぜか消えない違和感。
はっきりとした理由はないまま、心の中に残り続ける問い。
その正体を、言葉にしようとした記録です。
働くことと生きることは、どこで重なり、どこでズレていくのか。
立ち止まりながら考え続けた、その過程をそのまま書き残しました。
これはフィクションの形を借りた、現実のような物語です。
同じように「このままでいいのか」と感じたことのある方に、届けばうれしいです。
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■目次
・まえがき
・田舎を捨てよ、街へ出よう
・就活戦線異常あり
・父、鬼籍に入る
・内定以上就職未満
・院浪という名のニート
・金の会社、銀の会社
・正社員タイムマシンブルース
・誰のために働く
・理由なき退職
・あとがき