静けさの中に宿る温もりを描いた、色彩エッセイ第二弾。
黒ビールの深い香り、夜行バスの闇、猫「クロ」との別れ──
「黒」という色に込められた人生の濃淡を、光と影のようにすくい上げる。
孤独の奥にあるやさしさ、静寂の中にある希望。
ページをめくるたびに、心の中の「黒」が少しずつやわらいでいく。
日常の中の静けさに心を寄せたい人
失ったものを抱きしめながら生きている人
光よりも影に惹かれる人
ものの見方や感じ方を丁寧に味わいたい人
黒は、恐れや孤独だけでなく、静けさや美しさも抱きしめる色。
この一冊では、暗闇の中で見つけた小さな光を、そっと言葉にしました。
白と黒、どちらにも揺らぐ世界の中で、あなたの心にも「やさしい黒」が灯りますように。