現在「パーキンソン病」と呼ばれている難病を初めて包括的に記載したとされる、1817年の小冊子の全訳です。
ゆっくりと向き合ってみたかったので、個人的に少しずつ翻訳を進めていました。この度、もしかしたらご参考にしていただける方もいらっしゃるかもと思い、冊子の形にしてみました。
私自身は医療の素人ですので、公開にはためらいもあったのですが、幸いにも、脳神経内科医の永山寛先生のご厚意のもと、ご監修いただけることとなりました。
生命や健康については現在も分からないことだらけですが、この論文を翻訳していると、人は何百年も前からずっと同じ謎に取り組んできたのだということが伝わってきました。
緒言《試し読み》 原著James Parkinson.
An Essay on the Shaking Palsy. London: Printed by Whittingham and Rowland, for Sherwood, Neely, and Jones, 1817.
翻訳作業の底本としたのは、Internet Archiveに公開されているファクシミリ版(精巧な復刻版)です。どなたでもご覧いただけます。
https://archive.org/details/essayonshakingpa00parkuoft監修 永山寛医学博士
現職: NTT東日本関東病院 脳神経内科 部長
職歴:
平成5年5月 日本医科大学付属病院神経精神科、日本医科大学付属第一病院第二内科で研修
平成7年2月 東京都多摩老人医療センター神経内科
平成11年7月〜 日本医科大学 内科学第二 / 脳神経内科 助手、講師、准教授
平成29年4月 東京大学医学部老年病科 非常勤講師(令和6年度末まで)
令和3年4月 日本医科大学 脳神経機能解析学講座 教授
令和7年4月 NTT東日本関東病院 脳神経内科 部長(現職)
専門分野: 神経変性疾患(特にパーキンソン病)
主な著書
1. Nagayama H, et al. Effect of istradefylline on mood disorders in Parkinson's disease. J Neurol Sci 396:78-83. 2019
2. Nagayama H, et al. Reliability of MIBG myocardial scintigraphy in the diagnosis of Parkinson's disease. J Neurol Neurosurg Psychiatry 76:249-51, 2005
3. 永山 寛.パーキンソン病に伴う精神症状への対応.クリニシアン 69: 178-83, 2022
4. 永山 寛.パーキンソン病の治療の現況と展望-診療ガイドライン2018の先へ 非運動症状の治療up to date.カレントテラピー 37: 846-52, 2019
他多数