手品と本にまつわるエッセイ。
・阿修羅の如く(with 『阿修羅ガール』舞城王太郎・作)
・秘すれば花(with 『クローディアの秘密』カニグズバーグ・作)
・きらきらひかれ(with『火花』又吉直樹・作)
・ええ、モテますよ(with『もしもし、運命の人ですか。』穂村弘・著)
・手品死(with『青少年のための自殺学入門』寺山修司・著)
……他5篇
***以下、まえがきのようなものより***
ふと思うことがある。
文学と手品にはどれほどの隔たりがあるのだろう?
今川焼きと大判焼きくらい近い気もするし、お好み焼きの関西風と広島風くらい遠い気もする。わからない。いずれにせよ蓬生はどちらも好きだ。文学も手品も、仲良くしてほしい。だから、書く。ふたつを一緒くたにして美味しそうに語りたい。そんな思いを込めて、一〇の書籍と一〇の手品的考察、あるいは妄想について思いつくかぎり記す。