本作は『家畜人ヤプー』※を原作とし(また、沼正三『ある夢想家の手帖から』を一部元にし)、そこではあまり取り上げられなかった白人美少年貴族を主役にし、彼らによる家畜の殺戮を主題にした1.5次創作です。原作のキャラクターは登場しません。
27枚のイラストと、それらについてのストーリー、及び巻末注55ページからなっています。残酷なイラストを含むため、【R-18】とさせていただきます。
美少年崇拝、人種マゾヒズム(金髪碧眼白人に対する有色人種の持つマゾヒズム)、殺され萌え・ころされもえ、「科学技術・社会制度・イデオロギーに翻弄される個人に自由意志などあるのか」という主題、これら四つの交点に「エロさ」を感じる方のために本作は書かれています。
『家畜人ヤプー』の舞台であるEHS(イース)世界は、金髪碧眼の美しい白人貴族様方が君臨する遥か未来の天上世界、白き美の浄土です。
そこに暮らしていらっしゃる神々しい貴族美少年様にとって、日常に有り触れている消耗品に過ぎない黄色く醜い家畜どもは、本来関心の対象外です。それらは単なる消耗品であり、使い潰して廃棄しては新しく代わりを使用するだけの、空気のように透明な存在です。
しかし、御自分を含め完璧な美しさにしか御興味がないはずの美天使様たちが、その意識を勿体なくも忝くも家畜どもに向けて下さり、その広大無辺な慈畜心(チャリティ)を以って、家畜どもを手ずから殺して下さることがあります。
本作は、そのような天上世界EHSにおける奇蹟的な幸福の一齣を切り取った、イラストと文章で構成されています。ナルキッソスのような美少年神様たちが嘲りの笑みを浮かべながら繰り広げる残酷な戯れの華麗さと、その聖足下やその冷たい剣先で憐れに無惨に醜く殺戮される家畜の浅ましくも卑しい幸せを、読者の皆様も感じていただければ有難いです。
※『家畜人ヤプー』・・・沼正三による、女権制SM・人種差別SMを基調とした未来世界SF。婚約したカップルである日本人・麟一郎とドイツ人・クララは、タイムマシンに乗ってきた美女ポーリーンによって、1960年代の地球から2,000年後の宇宙帝国EHSに連れていかれるが、EHSは女権制・貴族制を採用しており、金髪碧眼の白人を頂点とし、黒人を奴隷、日本人の子孫を家畜=ヤプーとして扱う差別の帝国であった。白人の家畜・道具として品種改良や肉体改造を施され非人間的な扱いを受けているヤプーは、しかし、白人を神として崇める宗教教育を受けているために、白人に使役・虐待されることを喜んでいるのだった。EHSでの体験を通して、クララはEHSの白人男性を恋人とし麟一郎をヤプーと見なすようになり、麟一郎もそれを受け入れていくのだった。
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