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実践形而上学命題詩集「不可知の雲」上巻

  • G-29 (評論・研究|現代思想・哲学)
  • じっせんけいじじょうがくめいだいししゅう ふかちのくも じょうかん
  • エミシヲ
  • 書籍|A5
  • 510ページ
  • 2,000円
  • https://ameblo.jp/emisio/
  • 2023/8/17(木)発行
  • 形而上学はつねに二人称であろうとすることで実践的なものとなる。三人称で語られるとき、つねにそれはなにであるかを問うものであるが、二人称で語られるとき、自分はどうあるかが問われる。二人称の「われ」と「あなた」の関係は三人称の「われ」と「そ れ」の関係よりも根源的である。「われ」と「それ」の関係は、「われ」があることで成り立っているが、「われ」と「あなた」の関係は「われ」に先だってあり、「われ」と「あなた」の関係から分かたれて、一人称の「われ」が生まれたと考えられるからである。

    上 巻 序 本書の構成と目論見 実践形而上学用語集 実践形而上学の中心命題 第一部 古代形而上学命題詩集(哲学第一部) 1 なにものにもとらわれぬ自身の自然であるものを了解する処のものに、この世界に現されるからだ(アルケー~ピュシス)~タレスの主題による 2 この世界から限られる処のものに他と異なるものに生きられるとともに、限られない永遠のものに向かって消滅するからだ(プセウドス~ペラス)~アナクシマンドロスの主題による 3 世界のあまたから、自身の部分であるものを受け取るからだ(パトス~メロス)~アナクシメネスの主題による 4 互いをなくてはならないものに生きるからだ(ト・エク・ティノス、エイナイ~アナンカイオン)~ピュタゴラスの主題による 5 自身が動ずることなく肯うものから確固として基づかれるからだ(アイティオン~オン)~クセノパネスの主題による 6 他のなにものでもない、このものに保ち持たれる永遠不滅のからだ(エケイン~カト・ホ)~パルメニデスの主題による 7 思いなしを疑うことで、より自分であるものに生きられるからだ(ポソン~アンティケイメナ)~エレアのゼノンの主題による 8 欠ける処のない世界から全的に生きられるからだ(ホロン~テレイオン)~メリッソスの主題による 9 毀たれることで、否むことができぬものに生きられるからだ(ウーシア~コロボン)~ヘラクレイトスの主題による 10 自身があろうとするものに生きられるからだ(ヘクシス~デュナミス)~エンペドクレスの主題による 11 分かつことができぬ、一なるものに、この世界を統べるからだ(ディアテシス~ヘン)~アナクサゴラスの主題による 12 それ以上分かつことができぬものから同じものに生きられるからだ(ゲノス~タウタ)~レウキッポス、デモクリトスの主題による 13 自身の欠けているものを受け止める処のものに成り立たされるからだ(ストイケイオン~ステレーシス)~ソクラテスの主題による 14 自身の了解を超えた、この自分ではない自分を生きるからだ(ヒステロン、プロテロン~シンベベーコス)~プラトンの主題による 15 他から分かつことで直にかかわるからだ(プロス・ティ~ポイオン)~アリストテレスの主題による 附録一 一なるからだの形而上学~ヘレニズム哲学とプロティノス 第二部 中世形而上学命題詩集(神学第一部) 1 自身がこの世界に現されている処のものを了解するからだ(ピュシス~アルケー)~ヨハネス・スコトゥス・エリウゲナの主題による 2 自身が信じ、基づくものから、自分であるものに生かせられるからだ(オン~アイティオン)~クレルヴォーのベルナルドゥスの主題による 3 手放すことで、もとから自身があろうとするものに瞬時に生きられるからだ(デュナミス~ヘクシス)~マイスター・エックハルトの主題による 4 空しくあればあるほど余す処なく、欠ける処のないものに充ち足らせられるからだ(テレイオン~ホロン)~アッシジのフランチェスコの主題による 5 仮の自分ではなく、真の自分であるものに生きられるからだ(シンベベーコス~プロテロン、ヒステロン)~ウィリアム・オヴ・オッカムの主題による 6 否むことができぬものから直にかかわられる処のものに、他から分かたれたものに生きられるからだ(ポイオン~プロス・ティ)~マルティン・ルターの主題による 7 固有の自分であるものが成り立たされるのに欠ける処のものに生きられるからだ(ステレーシス~ストイケイオン)~ペトルス・アベラルドゥスの主題による 8 否むことができぬものから、同じ否むことができぬものに生きられるからだ(カト・ホ~エケイン)~ドゥンス・スコトゥスの主題による 9 否むことができぬものから毀ち生きられるからだ(コロボン~ウーシア)~カンタベリーのアンセルムスの主題による 10 段階的に受け取る、自身の部分であるものに生きられるからだ(メロス~パトス)~ボナウェントゥラの主題による 11 互いが他から分かたぬ処のものに、同じ一なるものに生きられる類似的なからだ(タウタ~ゲノス)~トマス・アクイナスの主題による 12 より生きられる処のものに否まれるからだ(アンティケイメナ~ポソン)~ニコラス・クザーヌスの主題による 13 この世界に具体的に在らされる処のものに、分かつことができぬ、一なるものに生きられるからだ(ヘン~ディアテシス)~サン・ヴィクトール学派の主題による 14 自身が先んじられるものから、なくてはならないものに生きられるからだ(アナンカイオン~ト・エク・ティノス、エイナイ)~シャルトルのティエリーの主題による 15 自身がこの世界をどのようにも生きる処のものに、否むことができぬものから生きられるからだ(ペラス~プセウドス)~ヒッポのアウグスティヌスの主題による 附録二 異端のからだの形而上学~キリスト教異端思想 

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