【新刊の短編です!(文学フリマ東京38初頒布)】
とある男が我が身の現在の幸福を噛み締める。灰色の日々に色彩が戻ったきっかけをくれた友にその礼を伝えたいと考え、男は述懐する。
労働に画欲を削り取られる毎日に、友から知らされたのは「殺された女の髑髏が法廷で証言をするのだ」という俄に信じがたいものだった。しかし男はこのあと知ることになる。
喋る髑髏は、子ども時代に密やかな時間を共有した娘のなれの果てであることを。
死んでからが本番の復讐譚好きの筆者が送る、髑髏奇譚。
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