着手したのは、2024年2月末のことだった。
具体的にどんな流れで出来上がったのかは、本のあとがきに書いたのだけれど、この本のテーマは「遺言」だ。
とても重いテーマにしたのは、自分の中で生と死を問うことが多かったのと、2024年1月1日に起きた震災から、改めて自分の命について深く考え、日々を生きる中で「僕は後悔なく生きているのだろうか」ということを改めて見つめて、今しかこのテーマで書けないと思って考えたとき、このタイトルが降りてきた。
自分の内側をとにかくえぐり、奥底の深層心理にまで入って、内観し、言葉を紡ぎ出したので、執筆はかんたんなことではなかった。
けれどそこまで向き合ったからこそ、自分の内側からの声に耳を傾け、言葉にし、本に落とし込むことができたから、自分も好きな内容になったと思う。
別に、特別な言葉なんて書いていない。
真新しさも、驚きも、そんなことは書いていない。
けれど、一人の人間が、本気で命と向き合ったときに
絞り出した言葉が、一つひとつの言葉が、遺言のように、刺さる。
全力で向き合った言葉たちが、どれかひとつでも、手に取ってくれた人に深く「問い」を作ってくれたのなら、いいなぁと、思っています。
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