神を憎んだ修道士の生涯。宗教と哲学、二面性との葛藤。
【あらすじ】
後の世に“聖人”と語られる、一人の修道士。二十七年の生涯に於いて、終ぞ秘め続けた心の裡。そこに在ったのは、苛烈な葛藤。
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同性愛が罪とされる世界。幼馴染の男に恋をし、異性との婚姻から逃げ、修道士となって自罰に生涯を捧げた男の話。
“私”は偉大なる教王の名を貰い受けて生まれた。そして、幼馴染と共に地主である騎士に仕えて教育を受け、成長していく。やがて“私”は幼馴染の男を好いてしまい、その想いと自分の中にある女性性を排そうとする。17歳になった時、主に娘と結婚して跡取りになってくれと頼まれるが、そのことが人知れず“私”を苦しめていく――。後の世に聖人と語られる男の心の裡が語られる、苛烈な葛藤の物語。
仕様:書籍用紙70kg/両更クラフト<129.5kg>
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