愛媛県松山市出身の映画監督(映像作家)・杉田このみがの初の単著。「このみラボ」の店主です。
この本は二部構成になっていて、第一部では、杉田のふるさとである愛媛を舞台にした映画づくりを振り返り、その楽しさや苦労したことなどを綴っています。
杉田は、松山東高校から武蔵野美術大学映像学科に進み、2000年から故郷や地域をテーマに土地の人たちを巻き込みながら映画づくりを続けてきました。なかでも、親戚の住む睦月島(忽那諸島)は印象的なロケ地で「こぎいでな」という作品では過疎化と高齢化に悩む島の現実を若者らしい目線でとらえ、大きな感動を呼びました。
第二部は、映画制作で関わった人たちとの対談集です。
対談相手は武蔵美時代の恩師で、テレビマンユニオン創業者テレビディレクターの今野勉氏をはじめとする、多様な分野の第一線で活躍する8人。太宰治賞を受賞した小説家の志賀泉さん、艦船研究家の奥本剛さん、コスモスナビゲーターの高橋真理子さん、アートNPO主宰者の徳永高志さん、舞踊家の木室陽一さん、コスプレーヤーを援護する園田明日香さん、映像人類学の川瀬慈さんらと、アクションを起こすまでの経緯をていねいにたどり、きっかけとなったことや、行動を起こしてから直面したことを丹念に聞き取っています。また、映像の可能性や、「映画をつくる」という切り口から見えてくる「故郷」や「地域」とはどのようなものかについても語り合い、未来への展望を探っています。
タイトルは、映画を撮るときのかけ声「はーい、アクション!」から取ったもの。
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