エンターテイメント小説 (吉備の国文学賞 最終選考作品)
膨大な伏線を貼りめぐらせているのが最大の特徴。
「これが、こんな場所で生きてくるとは……」と驚くこと必須!
内田百閒のエッセイ「ノラや」とリンクさせ、失踪したノラと、「永遠のさよならなんて、けっこう簡単にできるんだ」と言い残して失踪した「ネコニャ」と名づけた少年を探し続ける主人公「私」の深層心理彷徨譚。
「吉備の国文学賞」は翌年から「内田百閒文学賞」に改名されました。拙著の影響からと推測されます。
書籍「ノラや」と対比させた伏線。
主人公「私」と「失踪した両親」・「ネコニャ」に関わる7年にも及ぶ伏線。
「猫」と「人間」を対比させた伏線。
「『猫は人を悲しませる為に、人生に割り込んでゐるのかと思ふ』と書いておられるセンセ。 ネコニャがいれば 至福のときを過ごせるのに、いついなくなるかと思うと、怖くてたまりません。ひゃっけんセンセ。ひゃっけんセンセ。この子は 私を悲しませるために、私の人生に割り込んできたのですか?」
出版した2019年12月。キャッチコピーは「君が欲しい。でも本当に欲しいものは『君がいた日常』」。 出版一か月後に、コロナウィルスで世界パンデミックが起こり、「当たり前の日常」が失われるとは、作者も全く予想していなかった。
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