こちらのアイテムは2022/11/20(日)開催・文学フリマ東京35にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京35公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

猫屋奇譚 鬼の箱

  • 第一展示場 | J-20 (小説|妖怪・もののけ)
  • ねこやきたん おにのはこ
  • 大河内一樹
  • 書籍|A5
  • 46ページ
  • 300円
  • https://www.pixiv.net/users/1…
  • 2022/11/20(日)発行
  • 新刊「猫屋奇譚 鬼の箱」3話収録です。
    ・鬼の箱 書き下ろし・さいころあそび 雪月花 ・桜散らし 

    それは神社の秋祭りだった。俺が生まれ育った村の小さな神社であったが、毎年の皆の楽しみであり大切な行事であった。

    鬼の箱と呼ばれていたと山田さんが教えてくれた。鬼がその指先に触れ木彫りの文様が浮かび上がったと、俺が箱を手に入れた後に村の神社の宮司に呼び止められてそう聞かされた。

    「聖一さん、箱は手放しなさい。箱に期待をしても無駄です。何にもしてはくれませんよ」

    箱はいつでも返したいと寺西さんが思った時に東京陰陽師組合まで連絡をください。取りに伺います。
    寺西さんは満月を道しるべに神社は振り返らずにお帰りください。

    祭りに出かけた寺西は木彫りの箱を手に入れた。返さなければならないのだが。

    鬼の箱を揺する。カサカサと何かが擦れる音がした。
    「東京陰陽師組合の〇〇君と云ったな。まだ居るだろうか」

    書き下ろしになります。書きたかった祭りと箱を軸にした秋の奇譚。気になる箱ってありますか?

    今回の新刊はテーマがあります。さいころの雪月花にならって「鬼の箱」の月、「さいころあそび雪月花」の雪、「桜散らし」の花になります。そして3話を通じて月は満月で統一しました。



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