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人生の花火

  • セ-25〜26 (小説|その他)
  • じんせいのはなび
  • 冨部久志
  • 書籍|四六判
  • 400ページ
  • 1,000円
  • https://www.jinseinohanabi.co…
  • 2021/3/1(月)発行
  •  撮り続けたのは花火じゃない、生きる意味だ。 

     一年中、日本全国のどこかで行われている花火大会に出向き、精力的に写真を撮り続けている、花火写真家の金武 武(かねたけ・たけし)さん。その色鮮やかな花火写真の裏には、壮絶とも言える人生の軌跡があった。そして、軌跡がやがて奇蹟へと変貌していく・・・。

     今から約20年前、金武さんのインタビュー・テープを書き起こす機会がありました。その中で半分以上、語られていたのは自身の生い立ち。それは驚愕すべき内容でした。続いて、愛情に満ち溢れた口調で、花火に対する熱い想いと、写真術を話されました。それを聞いて、私は是非とも一度、この人にお会いしたいと思いました。ーー花火は私の頭の中で見事に炸裂したのです。

     そうしてお会いできた時、金武さんの事を小説に書きたいと直接願い出ました。金武さんは、自分にそんな価値があるのかと遠慮されながらも、最後には快諾して頂きました。

     それから十年以上の間、何度もお話を伺いました。物心付いた頃から喘息に悩み、さらには皮膚など体のあちこちに広がっていく極度のアレルギー体質とずっと闘ってきた人生。その中で、友情や恋を育み、また、様々な仕事を通じて多様な人と交わりながら、花火と共に人間として成長していった金武さん。その軌跡を土台にして、人々と花火への溢れる愛に満ちた男の半生を約400ページの小説(セミフィクション)として完成させました。​​​

    *2021年度 日本自費出版文化賞小説部門入選作品(151作品の中から選ばれた10作品の一つ)

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