暦売浮世情

• ア-15〜16 (小説|その他)
• こよみうりうきよのなさけ
• ユカワアツコ
• 書籍|A5
• 48ページ
• 2,200円
• https://wagahaido.com/shoppin…
• ユカワアツコさんが2019年にインスタグラムに投稿していた江戸人情もののお話にほれ込んだ吾輩堂がユカワさんにお願いして描き下ろしカットも追加していただき、1冊の本にしたもので吾輩堂初の出版となります。ユカワさんは主に野鳥の細密画を描かれる方ですが、このような楽しい鉛筆+水彩のイラストも得意とされています。時代劇と時代小説がお好きなため、内容はお江戸の人々という設定。装幀は和綴の、どことなく黄表紙っぽく仕上げ、よ～く見るとひそかに仕掛けが施されている、小さいけど凝った本となりました。シロ兄ぃとコサギっつぁんがまず登場。喧嘩っ早いが人情深く涙もろい、典型的な江戸っ子のシロ兄ぃは和暦を、ちょっと気弱なコサギっつぁんは「アド弁当」という師走しか使えない、珍しい舶来の暦を売り歩いています。はてさてどんな年の瀬になるのでしょうか？吾輩堂2022年のカレンダーにも登場するキャラが織りなす江戸の人間模様。隅から隅までずずいっと、ご堪能ください！