こちらのアイテムは2021/11/23(火)開催・第三十三回文学フリマ東京にて入手できます。
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空華第一四号

  • ア-27 (小説|純文学)→配置図(eventmesh)
  • くうげだいじゅうよんごう
  • 藍崎万里子、大坪命樹、深井了、冬月、元町月一
  • 書籍|A5
  • 260ページ
  • 700円
  • 2021/09/30(木)発行
  • 今回から「空華文学賞」を募集して、結果を同人誌に掲載することにしました。第一回は、元町月一さんの「マリリーンX」が受賞しました。それほど多くの作品が集まったわけではないのですが、面白い作品が多かったです。このような同人レベルの文学賞が、もっとあちこちで開催されて、同人誌文学が活発になることを祈りつつ、この作品を送り出します。
     巻頭には、しかしながら、いつものように短歌を掲載しました。大坪命樹の「梯子坂46」は、アイドルグループのもじりです。藍崎万里子の「とんがり山の詩」は、藍崎の初めてと言って良いほどの登山体験が、初々しく新鮮に歌われています。
     同人小説は、まず藍崎万里子の「海の鐘、山の鐘」です。夫婦生活におけるちょっとした楽しみを、藍崎のさらなまなざしで捉えています。藍崎の苦手であった風景描写がふんだんに使われており、読んでいて気持ちが晴れやかに和んできます。
     二番目は、冬月の「マスターMの数学事件簿」です。相変わらずの数学コテコテ小説ですが、随所に苦労のあとが見られ、数学の苦手な方にも判りやくなるよう功夫が作されています。一風変った小説世界を、楽しんでみてください。
     次は、大坪命樹の「可塑のトレース」です。これは登山小説です。モデルになった大坪自身の体験がデフォルメされて語られており、情景がきらびやかな作品となっています。少し長いですが、楽しめます。
     最後は、今回初投稿の深井了の小説です。「恋の道」ですが、現実の不確実性への危機感、現実と妄想の混在性、未来への示唆的警鐘、これらの繊細な属性は、深井文学にはよく見られるものです。富山の同人誌の大先輩の深井了の世界を、存分お楽しみください。
     最後は、連載の「そらばなし書評」です。藍崎の「再びの朝」(風見梢太郎著)と、大坪の「六〇〇〇度の愛」(鹿島田真希著)の二つの書評を掲載しました。読書の参考になさってください。このような仕上がりの第一四号です。

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