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或羽大學麻田分校紀要一四二六年春

  • ツ-42 (評論・研究|その他)
  • あるばだいがくあさだぶんかうきようせんよんひゃくにじゅうろくねんはる
  • 或羽大學麻田分校
  • 書籍|A5
  • 40ページ
  • 500円
  • https://scrapbox.io/yuraru/
  • 2020/11/27(金)発行
  • 1. 葡萄 ~イリヤさんのシュールな一日~
    (小說)
    細い窗󠄁の隙閒󠄁から、日の光が差し込󠄁んでゐた。
    昼前󠄁の朗らかな陽光が、目蓋を透󠄁過󠄁しても感じられる。
    下四位讀星官・イリアは、一旦は布團の中に潜り込󠄁んで光をやり過󠄁ごさうとしたものゝ、思ひ直󠄁して寝床から這ひ出した。部屋の壁には複雜な目盛が刻まれてゐて、細い窗󠄁から入つた光が當たる場所󠄁によつて、時刻が解る樣になつてゐる。
    今は二十刻頃かしら――イリアは横目で目盛を讀みながら寝閒󠄁着を脫いだ。
    寝台が日光に曝される位置󠄁にある所󠄁爲で、イリアは本來定められた起󠄁床時刻よりも早めに起󠄁きるのが常であつた。今日も五刻ほど早く起󠄁きた樣だ。

    2. ガルデアの統合性に就いてのキリスト敎の三位一體との類󠄀比に基づいた解釋
    ガルデアは他の文󠄁明󠄁を壓倒して天の川・アンドロメダ兩銀河を統治する政治體である。ガルデアは「統合體」を自稱󠄁するが、その語義は難󠄀解である。本論文󠄁ではガルデアの謂ふ「統合」の意󠄁味する所󠄁を、地球のキリスト敎に於ける三位一體の敎義と類󠄀比して理解する事を試みる。

    3. 火星帝國の年表
    第四次世界大戰のをはりから火星帝國の成立、太陽系文明での火星帝國の主導權の確立迄を年表に纏める。

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