こちらのアイテムは2020/11/22(日)開催・第三十一回文学フリマ東京にて入手できます。
くわしくは第三十一回文学フリマ東京公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

桃鞜 2020秋号

  • ケ-09 (小説|アンソロジー)
  • とうとう2020あきごう
  • 桃鞜社
  • 書籍|A5
  • 156ページ
  • 500円
  • https://note.com/tou_tou_sha
  • 2020/11/22(日)発行
  • ゲイの文芸サークルによるアンソロジー、創刊!
     ぼくたちはいつになったら『大人』になれるのだろう――。
     今回のテーマは『大人のゲイ』
     『大人』とは?『ゲイ』とは?本気で向き合った6作を収録しました。
     ワンコイン(500円)とお手に取りやすい価格になっていますのでぜひどうぞ。


    収録作品:
       『ホモアプリ監視員』けん
     「インターネットを介した出会い系サイト及びアプリの適正使用を推進するための法律」が施行され、男性同性愛者のマッチングアプリの利用者を監視する部署が設置され三年がたった。健吾はこの部署に配属され三ヶ月が経とうとしていた。ドタキャンする利用者等を取り締まる一方、異性愛者である健吾は、男性同性愛者アプリ利用者に対して興味を持ち始める。健吾が監視対象者と会う中で見出す『ちゃんとした大人』とは。

    『普通の人』早川

    結婚を間近に控えた山本慎介。婚約祝いの食事会は父と母、姉、婚約者の由香を交えて和やかに行われていた。笑顔で食卓を囲む彼らの姿は、どこからどう見ても幸福そのもののように見えたが。ごく普通の家庭で普通に育てられた慎介。子ども時代のエピソードから浮き上がる「普通」からはみ出すことへの恐怖。ひたすらに「普通」を求める慎介が最後に選ぶ選択とは。

    『何度も燃えあがる』かず
    15歳。高校に入学したばかりの「僕」は、前の席に座る斎藤くんから、突然授業を抜けてサボらないかと提案される。それをキッカケに「僕」と斎藤くんは親しくなり、やがて斎藤くんがこんな打ち明け話をしてくる――。
     「俺、小説書いてるんだ。プロになりたい」
     そして頼まれて斎藤くんの小説を読むうち、「僕」の中に特別な感情が芽生えてきて……? 『大人のゲイ』というテーマに、ボーイズ・ラブで果敢に挑んだ意欲作。

    『ピンクのオーラ』ヤスオ

     「オーラがグチャグチャしてる」占い師にそういわれたカケル。
     長年付き合った彼氏に見切りをつけ、マッチングアプリで様々な人に会ううちに一つの結論を出す。
     いい歳なのに大人な選択を取れない。そんなゲイを描いた短編。

    『ご清聴ありがとうございました』ぬま

    ゲイの、ゲイによる、ゲイの為のスピーチサークル「かしこ」。引き籠りの青年、多田野玲は妄想の弟である礼と、妄想の姉である麗とともに、サークル参加に向けてのシミュレーション「かしこごっこ」を企画する。
     頭の中に浮かべた4つの妄想に相対し、妄想のきょうだいと共に彼らのスピーチを聞き終える時、青年に湧き上がった決心とは。 「大人のゲイ」をテーマに、とある青年の妄想と後悔の軌跡を描く。

    『十五万の重さで泣くことだってできた』ゆー
    三月十一日が誕生日の北村悠馬は、ひょんなことから大金を手にし「何かいいこと」をしようと、芸術家への寄付をすることにした。その支援対象となったのは、福島県に住む画家・佐藤京吾だった。悠馬は京吾の記憶にいる「誰か」に似ているらしかった。
     お金を介して出会った二人が、お互いに友情のようなものを感じはじめていたある日、京吾の元にあるしらせが届く。
     ――もう大人にならないとけないんだ、あんたも、俺も。
     今年の三月十一日、福島の地で二人は何を乗り越え、何を見つめるのか。

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