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海境より

  • コ-23 (小説|純文学)→配置図(eventmesh)
  • うなさかより
  • 沙世子
  • 書籍|A5
  • 85ページ
  • 700円
  • 2018/05/20(日)発行
  • 日本神話、民話などが元ネタの短編を収録してます。

    1海境より 海人の集落の端で暮らす捨て子のフナドは、海から流れてきたおかしな生物にヒルコと言う名をつける。半島を治める祭司の宮では「ナギ」と名乗る生き神の少年が戦乱を起こそうと画策していた。日本神話モチーフ。

    2石の花 春の熱情を呼ぶサクヤ、永久の命を分け与えるイワナガの姉妹は山の神の加護の元、二人だけの満ち足りた暮らしを送っていた。ある時、ニニギと言う若者が山を訪れ姉妹の間に亀裂を作っていく。姉の愛情を取り戻すためにサクヤはある決断を迫られる。日本神話モチーフ。

    3早咲きの蓮 川に面した貧しい漁村で妹のためにすべてを捧げて生きる兄がいた。残酷なほど無邪気な妹はある日、川に落ちて姿を消してしまう。妹を探し求めて川を下り、海へと向かった兄は、水中に潜む巨大な鮫を目撃し、月の神と海の記憶に触れる。民話風短編。

    4常世浪 語り直し日本神話合同誌『常世辺に帰す』に寄稿しているイザナミ・イザナギの海洋神話の物語。この世で初めて地上に上がった「ナギ」と「ナミ」。「ナミ」は自分の伴侶を探し続ける。島流しになった兄のもとへ、異国の神を信仰する彼のもとへ、太平洋戦争のさなかにすべてを失った彼女のもとへ。「ずいぶん、時間がかかってしまったね」

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