今号は書き下ろし小説4本、マンガ2本というラインナップです。
編集長セレクトのオススメは、汚いのに気品溢れる「亀有糞便占い」
某賞最終候補作家の最新作「ノンストップ・ミュージック、ミステリードラッグ」
実力派作家の最新作、人気のマンガと傑作そろい踏み!
新刊掲載作については、こちらでも詳しく!
→「DAISY CHAIN 2016-17 F/W号」情報まとめページよろしくお願いいたします!
「亀有糞便占い」宮野繭子
「うちの魔犬の話を聞いていってくれないか。なに、ただの世間話だよ」
調子の悪い無線みたいな音を立てて老婆が笑う。(作中より引用)
会社員人生一番のピンチ! あてどもなく亀有をさまよう女の前に
みすぼらしい老婆が犬をつれて現れる。汚いのに気品溢れる純文学!
「義士の言い訳」永岡敬章
先日の手紙ではありがたいお言葉を頂戴し、感激致しました。あなたのお言葉で心が安らぎました。ありがとうございます。 しかし仏の教えを説いた後に、先週のボウリング大会のスコア自慢をするのは人が悪いのでは。せっかく落ち着いた心にむらむらと娑婆気が起こります。嗚呼、せめてマイボウルを新調してから死にたかった。(作中より引用)
浅野家四十七士、吉良邸に討ち入りする!次々と明らかにされる義士たちの 本音と泣き言。脱力の忠臣蔵!
「弁天池妖譚」芦原瑞祥
「臨兵闘者皆陣列在前!」
慣れた手つきで印を結んで早九字を唱え、手刀で池の水面を切る仕草をする。
灰緑色の水面に、亀裂が入った。そこから水が左右に割れ、池の底が現れる。
地面が見えないほどに積もった、空き缶やビニールなどのゴミ、魚の死体、酸素が足りずヘドロ化した落ち葉。
その上に、少年が二人いた。(作中より引用)
神職資格を持つ柏木宮子は、恋人の修験道者とともに行方不明少年の救出に 向かった。
誘拐犯は神さま。宮子たちは神道と修験道の混成で立ち向かう!
小説「さよなら春の日」+ マンガ「3月9日」 梅田順平
僕は十六歳から約二年間を小さな地方都市の総合病院の中で過ごした。病棟の中で唯一の楽しみは歳の近い入院仲間と過ごす時間だった。同年代の入院患者は僕と十八歳の良さんと十四歳の京香ちゃんの三人だけ、まるで兄弟のように毎日誰かの部屋に集まっては、おしゃべりやゲームをしたりして退屈な入院生活をやりくりしていた。(作中より引用)
入院している三人の子。その気持ちがふれ合う時。マンガと小説のコラボ大作!
「ノンストップ・ミュージック、ミステリー・ドラッグ!」瑞穂はじめ
小便器の前に立ち、ジャージのパンツに手を入れた。
チンポまでない。
おいっ、これ。どうやってションベンすんだ?(作中より引用)
念願の27クラブに入ろうと男は身を投げる。歩道を歩いていた少女と激突
人格が入れ替わって男は死亡する。家出少女の中に取り残された男の命運は?
エッセイ「芳一くんより、むしゃ」彩世梨緒
和尚さんが芳一を平家の亡霊から守るために、経文を芳一の体中に書きつけたのも納得できる。ただ、なぜ耳にだけ書き忘れるのかが納得いかない。指先まで書いたのであれば、顔に書いた後絶対に耳が目に入るはずなのに。(作中より引用)
娘は「耳なし芳一」が大好き。なかでも「むしゃ」がお気に入り。でもなぜ?
マンガ「阿部ポリブクロウ最新作×2」阿部ポリブクロウ
取れたてほやほやのがっかりをあなたに! 隠れ人気作家の新作マンガを掲載!
DAISY CHAINはデザイン周りもセールスポイント!
プロデザイナーの手による美麗装丁、読みやすいレイアウト、かっこいいPV。
はては専門誌にまで掲載されたユニークなオリジナルロゴまで。
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