日常の静かな気づきと物語を。
村上春樹や池澤夏樹、サリンジャーやカーヴァー、カポーティなどの
アメリカ文学と国内外の児童文学に影響を受け、
少しずつ書き綴った短編を一冊にまとめました。
ファミリーレストラン
自分自身をつくった大切な音楽であるビートルズが、いつの間にか世間に埋没したBGMに成り下がっていた―
そんな中深夜のファミリーレストランで出会った一人の少年と
己の感性をみつめた表題作『ファミリーレストラン』
五月の空港
彼女と一緒に行くはずだった旅行に行くことができず、
迎えに行った小さな地方空港で不思議な喫茶店へと誘われる『五月の空港』
ピアノが聞こえる
夜の住宅街で耳にしたピアノに取り憑かれた、疲弊した若いサラリーマン。
ピアニストが集うという古いお屋敷の謎に迫る『ピアノが聞こえる』
秋のかばん
旅立ちの予感に導かれ、旅に出るためのかばんを求める女の一日を描いた
メランコリーなショートショート、『秋のかばん』
真夜中の友人
その友人はいつも、僕がひとりで食事の準備をしているとタイミングよくやってきた。
僕と友人との十数年に渡る交流の記録『真夜中の友人』
静かに出会い、そして過ぎゆく話が綴られた、珠玉の短編集。
忘れかけていた記憶の片隅より、これからの不穏な生活に一つの色を。
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