※在庫僅少
題・表紙
新刊のタイトルは『誰にもわからない短歌入門』です。 表紙イラスト・題字は伊丹小夜(帝国水素)さんに描いていただきました(ありがとうございます)。 グレーのアンニュイでポップな表紙が目印です。
内容
『誰にもわからない短歌入門』は鈴木ちはねと三上春海がふたりあわせて76本の一首評を書き下ろした本です。
1.扱われる歌は主として2010年以降に発表(出版)された,まだ既存のアンソロジーにはほとんど収録されていないものになります
2.本文は往復書簡形式で構成されています 執筆手順は以下です
ⅰ.「これは」とおもう歌を選んで相手にメールで送る
ⅱ.600字から1200字程度の評を書いて送り返してもらう このとき評とともに次に扱う歌を送ってもらう
ⅲ.評をもらい次第その評も含めたうえで自分の評を書く
ⅳ.送ってもらった歌の評を書いて相手に送り返す このとき評とともに相手に次に扱いたい歌を送る
ⅴ.これを約10ヶ月にわたってくり返す
3.最終的に38首の短歌(うちに詩,俳句,wikipdiaよりの引用文含む)が議論の俎上にあげられました 収録された作品の作者(うちにbotを含む)とその出典は次のようになります。
笹井宏之『てんとろり』
永井祐『日本の中でたのしく暮らす』 (三上評試し読み)(鈴木返信試し読み)
平岡直子「あなたの有名な廃墟」(『率』7号)
瀬戸夏子『そのなかに心臓をつくって住みなさい』
大森静佳『てのひらを燃やす』
遠野サンフェイス『ビューティフルカーム』
管啓次郎『時制論 Agend'Ars4』
岡野大嗣『サイレンと犀』
内田遼乃「前髪ぱっつん症候群(シンドローム)」(『週刊俳句』第三三三号)
小原奈実「鳥の宴」(『穀物』創刊号)
木下こう『体温と雨』
服部恵典「十種の愛、九本のY染色体、八人の女、 七色のドロップス、六組の異性愛、 五つの声、四つの季 節、三輪の花、二頭の獣、一つの大災害」(『羽根と根』3号)
浅羽佐和子『いつも空をみて』
雪舟えま『たんぽるぽる』
木下侑介(『短歌ください』)
偶然短歌bot(@g57577)
佐々木あらら「星野しずるの犬猿(いぬざる)短歌」
平田真紀『する・しない・する』
藪内亮輔「しなせる」(『京大短歌』二十号)
フラワーしげる『ビットとデジベル』
花山周子『風とマルス』 (鈴木評試し読み)(三上返信試し読み)
望月裕二郎『あそこ』
井上法子「かわせみのように」(『早稲田短歌』四十三号)
堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』
黒崎恵未『ネクストサークル』
情田熱彦「大まじめ」(『稀風社の粉』)
はだし「なるまで」(『なんたる星』2015,2+3月号)
菱木俊輔(第五十七回(二〇〇八年)左千夫短歌大会)
中村美智「嘘をつくぐらいなら死ぬ」(『文藝誌 ひきだし』第0号)
土岐友浩『Bootleg』
二三川練「いっちゃやだってきみは言わない」(『象』第二号)
目黒哲朗『VSOP』
五島諭『緑の祠』
4.『誰にもわからない短歌入門』はいまの短歌世界を覗き見るためのアンソロジーとして利用できます 稀風社がいまみる短歌世界の風景を追体験していただける,同時代性がつよく反映された構成となっております。選歌には「公正さ」「バランスの良さ」ではなく主観的な「偏り」がつよく反映されています。
特別寄稿
『誰にもわからない短歌入門』には
第一回石井僚一短歌賞の
「応募要項」と賞設立にあたっての石井僚一さんの宣言文
「三万円――石井僚一短歌賞創設にあたって」が掲載されています。(応募要項は12月中にこちらのブログにも掲載いたしますが,宣言文の転載は行わない予定です。) また第一回石井僚一短歌賞の選考委員をつとめる石井僚一さん,寺井龍哉さんより,それぞれ
「鈴木ちはね一首評」「三上春海一首評」の特別寄稿をいただきました。併せてご覧ください。