『代々女が継ぐべきこと。男稼ぎ手となるべからず。当主たる女は月に一度、新月の日は屋敷に居るべきこと。』
安東家には、代々不思議なしきたりが受け継がれていた。なぜこんなしきたりが出来たのか。物語が進むにつれ時代は遡り、徐々に明かされる一族の歴史と秘密とは――。命を繋ぎ、紡ぐ一族の物語。
文芸アンソロジー『紡命奇譚』の紹介です。昨年からシェア・ワールド形式でないアンソロジーに趣向を変え、今年は1つの「家系図」を共有しました。
家系図を共有するということは、世界観も登場人物も共有するということ。アンソロジーでありながら、全体を通して1つの小説でもある1冊です。
小説10作品を掲載し、全270ページです。
《作品・筆者一覧》
昔の棲む家/昆野
大樹を巡る/陶石
Cc/Bcc:/オンウェル
カレンデュラ/瞬
がらんどう/みつき
キツネユリの祈り/ふゆみじゅ
結/荒島とある
大晦日は昨日を剥ぎ棄て、元旦目がけてバター猫を回す/二周目
片腕抄/笹刺し
始まりの糸/かおる
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