★2022年「日本詩人クラブ新人賞」、2021年「北海道新聞文学賞(佳作)」をW受賞!
★出版社の在庫が僅少となっております。お手に入れるなら今のうちに!!
東日本大震災の前年から北海道胆振東部地震の翌年まで──故郷・札幌を離れ、白老町で暮らした10年足らずの間に発表した中から選んだ23編。
表紙のロケ地は、最もお気に入りの場所だった「ポロトの森」。同町で活躍するフォトグラファー・永楽和嘉さんに撮影していただきました。
地に伏した1本の朽ち木から開闢する世界、歪んだ時空の混沌から紡がれる物語、祈りの化石として遺される文字、そして”喪の明ける方角”とは……?
四六判96ページの小さな宇宙史を、どうぞお楽しみください。
目次です↓
●ひとつの開闢
Universe●ひずむ時空
ジオラマ/化石/開眼/Tales of Tails/パンゲアの食卓/オセロ・ライフ/極点の時差●淘汰の経緯
英雄譚/風見鶏/ユートピアン/不毛の神/駅長/一線/宝典●祈りの象形
改元/口実/証 ─「白」字解/虜 ─「幸」字解/明晰夢 ─「眠」字解/叛旗 ─「北」字解/観音●未明を越えて
服喪あとがき
帯文はこちら↓
今、踏んだのは誰の骨
〈北〉の思考の理路は厳しい。媚もごまかしもない峻烈で明晰な言葉が生の謎と対峙するとき、断固たる詩の構えが立ち上がる。地球史をも突き抜ける壮大なイマジネーションはあらゆる世の涯をこえて「喪の明ける方角」を指し示すだろう。
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