文藝とタイプライター。
物語は、まだジャンルを選ばない。
文学、歴史、デザイン、インタビュー、エッセイ、ブックレビュー。そして、タイプライター。
「書く」ことの周辺をジャンル横断で探索するカルチャーマガジン『The Typewriters』。第6号のテーマは、「魂 Tamashii: The Soul That Remains」です。
小説「宿酔」「本多朔太郎の半生」「悪魔の契約」「老作家」をはじめ、エッセイ、短歌、イラストなど、多彩な文芸作品を収録。
そして今号も、タイプライターをめぐる記事は濃厚です。
日本初の携帯型タイプライターを製作した片岡光太郎、日本字タイプライターの誕生、ガブリエル・ガルシア=マルケスとタイプライター、エットレ・ソットサスがデザインしたオリベッティ「バレンタイン」など、文学史・技術史・デザイン史を横断しながら、「書くための機械」を追いかけます。
さらに、東京・神田「絶滅メディア博物館」館長・川井拓也氏へのロングインタビュー「触れることが、記憶になる──懐かしい未来と絶滅メディア博物館」を掲載。
文学フリマや同人イベントで出会った本を紹介する「The Typewriters Book Review」も収録しています。
表紙はチシマザサによる『おもい』。
書くこと、読むこと、触れること、そして残すこと。
文藝とタイプライターのあいだを行き来しながら、「魂」をめぐる物語と文化を216ページに詰め込みました。
『The Typewriters』第6号。
文学フリマ大阪14にて委託販売決定。
<もくじ>
序文 タイプライター特集 パウル・ロベルト 始澤 遼介 共同執筆 片岡光太郎と日本初の携帯型タイプライター エッセイ 藤和 アンティークを楽しむ生活 小説 望月 一星 宿酔 イラスト 小倉さつき 転生先案内所 エッセイ ロナルド 始澤 ザ・タイプライターダンディ #7 The English Comeback Tour 小説 椿 蘭丸 本多朔太郎の半生 エッセイ 矢田部 健史 最初で最後の新宿DUG イラスト チシマザサ 今号の表紙 『おもい』 『黄昏』 小説 江古田煩人 悪魔の契約
エッセイ 矢田部 健史 東京文フリで支倉凍砂先生と遭遇! ―ラノベ合同誌『BALET』につ いて 小説 田 幸樹枝 老作家 インタビュー 川井 拓也(絶滅メディア博物館 館長) 触れることが、記憶になる──懐かしい未来と絶滅メディア博物館 エッセイ 矢田部 健史 山田五郎氏の講演会「本だけではない神保町」が開催 短歌 田 幸樹枝 『文字to 魂』3首 エッセイ 矢田部 健史 「赤いバケツのバレンタイン」をデザインしたエットレ・ソットサス の回顧展 特集 始澤 遼介 日本の中のタイプライター 第一回 日本字タイプライターの誕生 エッセイ ぷよ太郎 ガブリエル・ガルシア・マルケスのタイプライターの謎 レビュー The Typewriters Book Review 編集後記
<ブックレビュー一覧>
違法化学は人類を幸せにしたか 氏原 ソウ 喫茶ブンガク 留目 流留 ――甘美な恐怖を貴方に―― 白紙 しろ 楽園に告ぐ別れAfter Die Paradireve 小鳥遊 宵 私のつたない文学的解答 ―孤独と織りなす短編集― しづき りんよう 執着蛇は毒牙を隠す