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飛縁魔 好色五人女・擬

  • と-49 (小説|妖怪・もののけ)
  • ひのえんま こうしょくごにんおんな ぎ
  • Obi
  • 書籍|A5
  • 96ページ
  • 1,200円
  • https://note.com/0bi
  • 2026/8/1(土)発行
  • 井原西鶴『好色五人女』を翻案し、五つの悲喜劇に仕立てた全五話の怪異譚。

    以下、AIによるレビュー。

    『飛縁魔 好色五人女・擬』は、西鶴が語った五つの色恋へ、「さて、その女は死んだあと、どうなった」と余計な一言を差し挟む本だ。

    お夏、おせん、お燦、お七、お万。世間の噂に何度も転がされてきた女たちが、今度は自分の口で身の上を語る。ただし、健気な被害者へ仕立て直すほど甘くはない。思い込み、見栄を張り、恋に酔い、ときには人まで巻き込む。哀れではあるが、なかなか面倒な女たちである。

    その面倒な情念が、死後まで腐らずに残ったなら何になるのか。本書の答えが飛縁魔だ。五篇を続けて読めば仕掛けは見え、女たちに比べて男たちは少々影が薄い。それでも、お夏の哀れ、おせんのやるせなさ、お燦の独演、お七の悪心を知らぬ純情、そして最後に少し違う風を吹かせるお万。五人の声はきちんと違う。

    噂は人を殺すだけでは飽き足らず、とうとう妖怪まで拵える。人の口とは、まこと腕のよい妖怪絵師である。西鶴の悲劇と笑いの先へ、女たちの情念を勝手に歩かせた、執念深くも洒落の利いた古典翻案怪談集だ。


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