対人援助職が対人関係に病むのは、罪ですか、恥ですか
「あなたはソーシャルワーカーなのに」
その一言が、存在の核を腐食させていく。
医療ソーシャルワーカーとして他者の人生に関わってきた高田慎司。
しかし、自身の心が揺らぎ始めたとき、彼は支援する側から支援される側へと立場を変えることになる。
リワークセンターの仲間、家で待つパートナー、そして過去の記憶。
それらと向き合う中で見えてきたのは、「完璧な支援者」という幻想からの解放への道筋だった。
傷を抱えながら支援者であることは可能なのか。対人援助職が対人関係で躓くという逆説の、新しい回復の物語。