いつか夢見たどこかの日本。
その時代は近未来の人工知能が進んだ頃のお話。
とある街の遠い外れ。星の涙が海に落ちる秘境として知られるその土地で、名所である星合の灯台を横目にしばらく道なりに行くと、青と紫のタイル状に敷き詰められたステンドグラスが目を引く、半球体の建物が見えてくる。「サナトリウムオブエデン」、そう名付けられた日本で唯一の総合療養施設は、数多くの迷える患者たちを光の道へと導いてきたのだった。
この世の終末とも噂される通称エデンへやってくるのは、日本国において未発見でいまだ指定難病にすら認定されていない、実に稀な奇病を発症した、手の施しようがない患者たち。世の中の一般的な病院をたらい回しにされ、主治医にも見放された彼らが絶望の中で闇深く陥る時、幸か不幸かその招待状は送られてくるのである。
その他様々なケースを経て、藁にもすがる思いでエデンの門を叩くことになった人々。
ーーー患者たちにとってエデンへ行くことは最期の賭けであり、また希望に近づく第一歩でもあるのだった。
※この設定資料集は2025年 1月創刊予定のアンソロジーに基づきます。
世界観共有型アンソロジーということもあり、読者の皆様には設定資料を先行して
頒布しようではないか!と思いつき、突発的に散らばっていた資料をまとめました。
ある種のガイドブックみたいなものなので、これを読めばアンソロがもっと楽しくなること間違いなしの一冊です。
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