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答えは自分の中にある

  • え-11 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • こたえはじぶんのなかにある
  • マキプ
  • 書籍|四六判
  • 183ページ
  • 1,000円
  • https://00m.in/RjxKG
  • 2017/5/15(月)発行
  • 2014年。その頃はまだ、病院で最期を迎えるのが当たり前の時代でした。
    これは、家に帰りたいと願う死を間近にした祖父の願いを叶えるべく奮闘する半年間をあからさまに描いたマキプの手記である。

    第一章:ある春の日、突然倒れて入院したマキプの祖父じーじりに強いられたのは、食事の中止と拘束手袋。安全のため、治療のためという大義名分で行う拘束、その真相は一体誰のためなのか。ベッドから動けない上に手指を使えないということが人間にとって如何なることなのか、老人の、身体のみならず脳機能にまで悪影響を及ぼす名ばかりの医療。医師の言葉に唖然とする真実。患者のためだと思い込んで患者を傷つける看護師たち。病院という組織の内にある暗黙のヒエラルキーの底辺から、如何にしてじーじりを救うのか。

    第二章:帰宅を目指したポート埋め込み手術のために転院するが、術後どんどん弱っていくじーじり。皮肉にも頭だけはしっかりしているので絶望と苦痛のみを募らせる日々。延命は断ったはずなのに、病院の伝達ミスで咽頭切開され、人工呼吸器が装着された。もう無理だ、このまま死を待つしかないのかと思っていたところへ、認知症の妻ばーばらが言った「今からでも、なんとかならへんの」

    第三章:祖母の言葉にマキプが動いた。本人の望みを叶えたい。今動かなければ、一生後悔することになる。ケアマネに連絡し、家族、親戚にも協力を依頼し、受け入れ準備を整えた。人工呼吸器を装着したままのじーじリが、5ヶ月ぶりに帰宅することができた。帰宅の日、話せないじーじリの心を現したような晴天だった。穏やかな表情に、家族も皆安堵した。だが、平穏は長くは続かない。鳴り響く呼吸器アラーム。入らない尿道カテーテル。次々にトラブルが起こり、そしてその日はやってきた……。

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