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緑の手紙

  • B-34 (小説|純文学)
  • みどりのてがみ
  • 五十嵐勉
  • 書籍|四六判
  • 207ページ
  • 1,700円
  • 読売新聞・NTTプリンテック/主催
    インターネット文芸新人賞最優秀賞受賞

    日本の平和のなかで発狂していくカンボジア難民ポ・シティ。彼が病院から出し続ける緑の手紙が、戦後日本の繁栄と平和の意味を根底から問いかける。

    ●「テーマの重さに脱帽した。現代人の思索と苦悩を伝える、すこぶるまじめな作品」(阿刀田高氏)「『緑の手紙』は、好みもジャンルもバラエティに富んだ三名の審査員が全員一致で選んだ剛速球のような作品」(大原まり子氏)(第一回インタネット文芸新人賞 選評より)


    五十嵐勉(いがらしつとむ)
    1949年 山梨県甲府市生まれ。
    早稲田大学第一文学部文芸科卒業。
    1979年「流謫の島(るたくのしま)」(講談社刊)で第二回「群像」新人長編小説賞を受賞。
    1984年から90年までタイ滞在。カンボジア難民を中心に東南アジアを広く取材。
    1987年「東南アジア通信」創刊。
    1993年「アジアウェーブ」創刊。
    1996年「アジア文学」創刊。
    1998年「緑の手紙」(アジア文化社刊)で読売新聞NTTプリンテック主催第1回インターネット文芸新人賞最優秀賞を受賞。
    2002年「鉄の光」(健友館刊)で第7回健友館文学賞大賞受賞。
    2005年「文芸思潮」創刊 編集長
    他の著書に「ノンチャン、NONGCHAN/聖丘寺院(ワットプノム)へ」「破壊者たち」「微笑みの国タイ」「小説の書き方」戯曲「核の信託」「ポツダム原爆投下命令」などがある。
    作家集団「塊」メンバー。

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