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由-yukari- Vol.2

  • A-11 (小説|純文学)
  • ゆかり ぼりゅーむ つー
  • ヰスタリア会
  • 書籍|B6
  • 162ページ
  • 800円
  • 2018/9/9(日)発行
  • 不自youとは自you

    純文学、幻想文学、エンタメ、短歌など、メンバーの個性を表現した合同誌『由-yukari-』
    Vol.2のテーマは『you』
    夕、優、友、幽……好きな漢字に変換して意味を与えるのも自由。あなたと解釈するのも、音で遊んでみるのも自由。
    メンバーの想像力の集大成です。


    《収録作品一言紹介》

    『ゆうかい』笹原いち 《短編:幻想文学》
     次々と目の前に運ばれてくる肉料理、肉料理、肉料理……
     ここはどこなのか。私はなぜここにいるのか。そしてなぜ魚料理は出てこないのか?

    『花を見ること』鈴原さえ 《短編:幻想文学》
     台所の隅にうずくまるゾウガメ。ココアの味がする紅茶。
     存在しない花の姿が見えた時、私はどこへ行くのだろう。

    『あなたの嘘をお茶請けに』亜來 《短編:サスペンス》
     ひとつの嘘をきっかけに始まった、少女との秘密のお茶会。
     ささやかだが楽しい時間はずっと続いていくと思われたが…… 
      
    『誰かへ』柚木ゆず 《短歌》
     届かない誰かへと手を伸ばすような、切なさが胸に迫る珠玉の短歌集。

    『扉を叩く人』矢口水晶 《中編:ファンタジー》
     他者との関わりに悩む主人公の前に現れたのは、屋根裏部屋に潜む不思議な少女・ミミ。
     彼女との交流をきっかけに変わっていく、夏のひと時を描く。

    『箱入りの生活』浅見幸衛 《短編:サスペンス》
     金曜日に隣室から聞こえてくる、ベースの演奏音。それはただの騒音問題と思いきや……
     箱の中に封じられた過去が目を覚ます。

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