こちらのアイテムは2015/9/20(日)開催・第三回文学フリマ大阪にて入手できます。
くわしくは第三回文学フリマ大阪公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

カムvol.13

  • A-25 (小説|純文学)→配置図(eventmesh)
  • かむ
  • 大西智子、早高叶、宮城芳典、宮内はと子、田中一葉、伊村恭子、あぶらみ
  • 書籍|A5
  • 500円
  • 2015/09/20(日)発行
  • 大西 智子 「ぱちぱち」

    同情されるって、こんなに居心地の悪いものだったのか。

    セレブな奥様を気取る十季子は、中学時代の友達、ヤンキーのミハシと再会する。
    そんな折、嫁姑問題だけでも頭が痛いのに、息子が通うインターナショナルスクールに、十季子の不倫写真がばらまかれ……。
    小説宝石新人賞優秀作受賞作家が勢いのある筆致で書く、女同士のひねくれた友情。


    早高 叶 「夏の夜明けに聞く歌は」

    よくあること。そう、きっとその通りなのだろう。世間にざらにあることだ、流産なんて。

    いったい、どこへ行ってしまったのだろう。ほんのわずかな間だけ、この身の内に宿っていたもの。
    自分を責め続け、不眠や幻聴に悩まされる「私」が、夫に連れられた旅先の海岸で聴いたのは。
    本誌新会員による、細やかな心情をえがいた短編。


    宮城 芳典 「冷たく、何気なく」

    「知らんと石に触ったらどうすんのよ。もし触ってなんかあったら真治君のせいやで」

    小学生の頃、仲良しグループで一緒に遊んだシロツメクサの群生地。触わると死ぬ、という黒い石。親友の転校、そして──。
    大人になった真治は、意外な人と邂逅する。
    本誌新会員による、ノスタルジーを感じる短編。


    宮内はと子 「40にして惑わ…」(コミックエッセイ)

    奈良シカおそろし、の巻。
    見開き2ページです。立ち読みしていってください!


    田中 一葉 「このメールに返信いただいても受信できません。」

    努力はいつか報われる。そんな前時代的なことを考えている人を見ると、感心を通り越して、呆れてしまう。

    自動送信メールに返信するのを日課にしている「私」。
    土地、家、スペックの高い夫と娘、そして通勤の恋人。たくさんのものを持っていて、満たされている、はず。
    自己実現なんてばかばかしい、会話の内容はどうでもいい。淡々と生きればいい。自動送信メールのように。
    現代に浸透している何かに気付かされる掌編。


    伊村 恭子 「『ノラ猫クー』の物語」(エッセイ)

    ある日、ノラ猫が庭に現れた。黒猫「クー」の存在が、「私」の日常や生活をも変えていく。
    猫好きには随所にうなずきポイントがあるエッセイ。


    あぶらみ 「遺骨と豚足の違いが分からない男」

    「で、ご葬儀はどのようにさせていただくのがよろしいでしょうか?」
    「うーん、決められへん。礼子、死んでるからどっちがいいか訊きたくても訊かれへんしなぁ」

    風呂から出てこない妻・礼子の様子を見に行ったら……。
    落語調で進む話に、笑うところではないのにクスリと笑い、最後はハッとさせられる。
    今号の締めにふさわしい、感慨深い作品。

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