プシュケの接吻

• D-32 (小説|BL)
• ぷしゅけのせっぷん
• 黒井メラ
• 書籍|文庫判(A6)
• 700円
• http://ukamukowai9.wix.com/ki…
• 2015/4/19(日)発行
• ※予告サイト内は音楽が流れますので音量にはご注意を！

  
  「愛しているなら、僕を探して」。

  
  何の変哲もないその街で、教会が放火される事件が起きた。 その数週間後、夏休みを目前にして弟が突然いなくなった――……
  これは世界からすれば酷くちっぽけで、数日もすれば皆の記憶から抹消されて誰も口にすらしなくなるようなそんな事件の始まりだった。
  弟の足取りを探す兄と、浮かび上がってきた彼を取り巻く人間関係。 出会ったのは弟の友人だと言うとある少年だったが、優等生で品行方正な彼は弟とはまるで正反対に落ち着いた少年である。 言葉遣いも態度もその年にそぐわず礼儀正しい少年であったが、すぐさま彼の冷徹で化け物じみた本性が浮き彫りになってゆき……。
  倒錯した愛とか何やらがグチャグチャになってる薄暗い痛すぎる青春黙示録。 厨二も突き詰めればそれらしく見えてくる（格言）。
  
  イラスト◆エチゴ