1935年、夏。日本海側の物流起点のまちは活況を呈し、大正ロマンの残り香が暮らしを彩る。そこで生まれ育った8歳の内田さよは、映画チラシの中の美女ヴロンド・ウィナースのとりこになった。
1938年、冬。まちは若者の出征と戦勝ムードに沸き、さよは11歳になった。「強欲の化けもんのようだ」軍人傷痍の勲章を付けた徘徊者の噂が流れ始める。
※お茶に合う牧歌ホラー短編集『怪怪あつめ』との両表紙出版。さらに文フリ特価、お得です。計140ページ。
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