著作権を学ぶ大学生が、桜をテーマに、川上眉山と永井荷風の埋もれた小説を復刊。
両作共、初文庫化!青空文庫未収録です。
日本経済新聞2022年12月25日付夕刊で紹介されました。
【収録作品】
川上眉山「墨染櫻」(明治23年)
永井荷風「戀衣花笠森」(大正2年)
【永井荷風「戀衣花笠森」】
江戸の“会いに行けるアイドル”が、人気絶頂の最中に突然の失踪!
笠森稲荷門前の茶屋の娘、お仙。鈴木春信の美人画に描かれたため、江戸一番の美女と評判を取り、茶屋はお仙見たさの人で連日溢れかえる。
町娘から期せずして、大人気アイドルとなり、戸惑うお仙。
同じくこの人気ぶりに戸惑い、焦燥するのは、お仙の恋人・源之進。
人気絶頂の笠森お仙が突然姿を消した実在の事件を元に、永井荷風が描いた江戸情緒をお楽しみください。
【川上眉山「墨染櫻」】
本書収録作「墨染櫻」は、明治23年に発表された、川上眉山の出世作。
小町娘と医学生の青年が互いにひとめぼれ。結婚を誓いあう。
学問の妨げにならないよう、青年が身を立てるまでは会わないと約束を交わしたが…。
「世に辻占はないものか、この恋どうなる事ぞ。」
毒親、ストーカーなど現代にも通底するテーマを孕んだ「明治のライトノベル」を格調高い美文でお楽しみください。
【川上眉山とは】
川上眉山は、尾崎紅葉の硯友社に参加。美文家として有名でしたが、40歳の若さで自死。文壇に衝撃を与えました。
かなりの美男だったようで、樋口一葉は、眉山を評して、
「背が高く、色白で、女性でもこのように美しい人は多く見られない。例えると、春の花のようだ」。
一葉の「にごりえ」は、眉山の「あなたの自伝を書けばよい」という助言に基づき生まれたといいます。
【水野ゼミとは】
大阪工業大学知的財産学部で、著作物としての本の利活用をテーマに、「本を作って、売って、読者をつなぐ」活動をしています。
2022年7月、大阪市北区西天満に、シェア型書店と読書会スペースを融合した“本のライヴハウス”「水野ゼミの本屋」を開業し、学生が運営しています。
https://note.com/oitmizuno/n/naa2c8dca1be7
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