「Silence」は社会の関心よりも私的な関心を優先させる批評誌です。今回の「子供」というテーマも、貧困や少子化といった子供を包摂しがちなフレームにとらわれず、「そももそ子供とは何者か」という素朴な疑問から選ばれました。寄稿者の関心が、結果としてアクチュアルな問題と交差した論考もあれば、時流とは無関係のエッセイも収録されています。この小冊子が、子供について、共に、そして自由に考える契機になれば幸いです。
<目次>
「ことばとこじんをほどくもの」岡田麻沙
「子供と作文に関する覚書」正井
「バイバイ泥団子」笠松咲樹
「トーマス・ベルンハルトと子供時代」藤本紘士
「否定性のなかの肯定性」水落利亜
「浄土真宗と子どもの往生成仏について」中山浩司
「ジャージでお花を供えて」明るい生活
「かわいそうの砦」岡「子供の悲惨へのまなざし」マツ
「親と向き合わない」電飾
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