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夜天華

  • え-34 (小説|純文学)
  • やてんか
  • 緑青まとい シモン紅
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 102ページ
  • 700円
  • 2022/1/16(日)発行
  • 合同文芸サークル『Leonids』が贈る、星をテーマとした合同誌『夜天華』 あらゆる角度から掘り下げた星をもとに文章を綴りました。 夜天に咲く華、か細く永遠とはほど遠いからこそ美しく愛おしい。そして目の前をすぐに消えてしまってもどこか残滓が光っているようなイメージを持って題しました。

    緑青まとい
     『森の蟲』  処女作にして自称問題作。今回のテーマとは一番かけ離れている気がしますが、四年以上代表作として門番のように置いていたので今回の『Star gazer』と比較するためにも再録する運びとなりました。「らしい」文章なので、作風を知ってもらえればと思い最初に載せています。本の虫の皆様に捧げる物語。

    日常に退屈する中、いつも通り最寄りの図書館に向かった青年。そこでひょんな事から前より憧れていた理想郷に降り立つことになる。

    『Star gazer』  今回『森の蟲』に替わる代表作を書きたいと思い、テーマを星に決めた頃から締め切り間際までたっぷり時間をかけて資料を集め作文しました。星を形作る概念を煮詰め、繰り返しゆっくり読むことで新たな発見を楽しめる。天体観測を物語の内外で楽しんでもらえるような作品に仕上げられたと感じています。星を訪ねる物語。

    祖父の訃報を受けて故郷に戻った社会人。気づかないうちに失ってきたものを星を訪ねる中で取り戻してゆく。

    『光なき道』  今までの作風を端に置いて、試験的に書いた新シリーズの序章。他メディアで発表する予定ですが今回の合同誌に合わせて小説で書き下ろしました。上記二つに対してこちらはB面という解釈で見ていただければ幸いですが、伝えたいメッセージや熱量は負けていません。複数の界隈を股に掛けて書きたいものを自分らしく書いた、青すぎて後で少し恥ずかしくなってしまうような葛藤と共に。イシが交錯する物語。

    どこにでもいるような腐れ縁の男子高校生達が、同じ女子高校生にフラれる事から始まる青春群像劇。

    シモン紅
     『Step on the box』  今回の4作1組のメイン。私の書き癖やら性分がいちばん出たかと。

    変わらない日々が変わりそうでやっぱり変わらない、ある男のそんな一夜。

    『Sが求めたもの』  初めて台詞オンリーで書きました。タイトルの意味は秘密。

    結局は毎度『いつも通り』に帰結する、ある2人のそんな一夜。

    『死闘心頭の……』  作中と似た感じでゼリードリンクが砕けなくて天を仰いだ時に思いついた話です。

    ゼリーと意志のどちらが先に砕けるか、ある阿呆な少女のそんな一夜。

    『サイレントレスネス』  先の3作で頁数を食ったので、かなり短くしました。かえってサッパリと4作全体のオチがついた気がします。

    意に反して奇跡に出くわしてしまった、ある少年のそんな一夜。

    以上、七本を収録しています。末筆ながら、少しずつ紡いできた作品達を少しでも楽しんで頂ければ何よりです。

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