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日常

  • い-19 (小説|アンソロジー)
  • にちじょう
  • 北中ねむ、羆たけし、大山真貴、岸本める
  • 書籍|A5
  • 32ページ
  • 300円
  • 2017/05/07(日)発行
  •  第二号合同誌。アラフォー女子文学第二弾、 タイトル、テーマは『日常』……えっ日常!? 引き続き、世界に宿る薄暮の闇をお届けします。闇色濃い日常だなー、と当時頭を抱えましたが十冊目までいった今なら分かる。この時から安定した作風でした。
     毎日のように繰り返されること、普段通りであることが「日常」との事。なるほど、今、普段通りじゃない事が毎日のように繰り返されるからザワザワするのか。肌触りの良いザワザワは毒にも薬にもなる、日常です。



    (在庫が残りわずかになりました:5冊以下)

    【収録作品】
    (★は漫画作品です)

    『せんがん』(北中ねむ4,900文字) https://estar.jp/collections/2249382
     前回は温泉で、今回は洗面所で、女子が武装を解く場所でふと濡れる気持ちを描く。微妙な年のころ、生活の隙間に訪れる冷静かつ残酷な内観、そこに至るまでのディティールの積み重ねにしびれてください。確かな筆力は中高時代の文芸部時代から。(シリーズ一冊毎完結)
    (冒頭試し読み)小さい頃から、朝が苦手だった。小学校から高校までは、毎朝、母親の大声で叩き起こされ、半ば眠ったままで身支度をして、学校へと向かった。社会人になってようやく自分で早起きができるようになったのは、そうしないと化粧の時間が取れないという強迫観念によるものだ。

    『夢の話』(羆たけし2,300文字)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11094208
     その名からイメージするように、漢らしくすべてを割り切るかと思っていたら、繊細な感覚で全てを受け止めて、腑に完璧に分析する人でした。丁寧に選ばれた言葉と表現で再現された夢の数々、実際に見た夢と知って、試読した全員たちが一緒にザワッとした、ひんやりブルブルの読後感。ぜひご体験を。
    (冒頭試し読み) 飛ぶ。私は飛んでいる。赤いランドセルを背負い、運動靴を履いた小学生の私は、飛んでいる。ただし、空を飛んでいるのではない

    『factio』(大山真貴3,000文字
     100%フィクションではありますが、体感としても、ネット等での奥様談義を見ても、妊娠から育児しはじめの数年間は社会から隔離され、経済的にも激変して、鬱々とすることが多かったように思います。という話を書きました。ちなみに我が夫は私より家事育児に長けているので、殺意を持たれるとしたら私です。

    『オットマン未遂』(岸本める2,400文字)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11094267
     喜怒哀楽のうち、あまり怒と哀を見せないタイプの筆者が淡々と、かつユーモアたっぷりに書くある事件の記録、だけでは終わらない、最終段のシニカルさ。頭からの、一見静かなのにどこか不穏な雰囲気が、鵯越のごとく結びになだれこむこの勢い。ヤラれました。(エッセイ・随筆・体験記)
    (冒頭試し読み)どういう経緯だったのかよく分からないが、知り合いの先生のお弟子さんとお見合いする事になった。ドラマで見るように、どっかの庭園で着物着てみたいなのを想像したが『先生に会いに行ったら、その弟子にたまたま出会った』を演出したいらしく、ホテルのラウンジで待ち合わせになった。お見合いにその偶然さは必要なのか?


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