第三号合同誌。これほどまでにサークルの真実をあらわしたタイトルがあろうか、メンバーが青春を過ごした地、京都をテーマに、作品が錯綜します!イケズちゃいます、ひいきのお店が分かりにくい場所にあるだけです。
「ここらのひとは、ひいきのコーヒー屋さんとパン屋さんを持ってるもんです」自分が落ち着く場所は秘密の場所。なんか思てたんと違うな、というお店に出会うのもご愛嬌。風を受け流す柳のように、成り行きまかせの風まかせ、全ては成り行きなのです。
コピー本(白黒印刷)として復活いたしました。表紙も白黒印刷ですので200円です。印刷所にて製本したものではございませんのでご了承ください。コピー本は裏表紙と白紙ページを省いて、48ページ構成になっております。本文、構成などは変更しておりません。
製本分(52ページ)は完売しました。ありがとうございました。
【収録作品】
(★は漫画作品です)
★『碁盤のスキマから』(サカトゲヨリオ)https://www.pixiv.net/artworks/67161298 作中の不思議な喫茶店は京都に実在のお店からちょいちょいイメージを膨らませたものらしく。ふわっとしたポン菓子みたいな読後感。ふんわり甘さが残ってもっと読みたい。(京都)
『お見合い二回戦 ~響かぬ太鼓編~』(岸本める1,600文字)
https://estar.jp/collections/2249377
体を張ってるな。 書き終わる頃に京都がテーマと思いだして無理くり入れてくれたらしいが、そんなことより身を切るようなリアルさが。ああー!! ってなります。アラフォー婚活記です。(エッセイ・随筆・体験記)
(冒頭試し読み)私は幼い時に目が悪かったので針治療をしてた事があり、その鍼灸の先生の教え子とお見合いをする事になった。一番驚いたのは『家族がこの先生とまだ繋がってた』事だった。『わたし発、京都行き』(羆たけし3,800文字)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9208890 京都生まれ京都育ち北の地在住の羆さんが、また流れるような文体で澱を掬うような作品を書いてくれました。その網は京都。さすがだ。(京都)
(冒頭試し読み)夫と息子が出かけた後の家の中は、雑然としてはいるが静かだ。麻衣子はよろよろとソファに倒れ込んだ。久しぶりにひどい風邪を引いたのだ。当たり前だが、四十歳になっても熱は出る。 『さよーなら、京都』(大山真貴4,000文字) 就職で京都を旅立った頃を思い出しながら書きました。短編。
(冒頭試し読み)さよなら会の待ち合わせにはまだ三十分早かった。思い立って、京都駅の屋上へ上る。あいにくの雨模様だけれど、碁盤の目のようにまっすぐだったり、すこしうねっていたりする京都の街を、傘をさして見下ろす人たちもぽつぽついる。また、緊急占いコラム
『すべては成り行きでいいの?』めるエッセイに衝撃を受け、いきなり招集された占い師・なかむらかえるさんとの対談です。
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