こちらのアイテムは2021/1/17(日)開催・第五回文学フリマ京都(中止)にて入手できます。
くわしくは第五回文学フリマ京都(中止)公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

Crystal Heart

  • か-08 (小説|BL)
  • くりすたるはーと
  • ひびき りん
  • 書籍|A5
  • 70ページ
  • 500円
  • 2021/01/17(日)発行
  • 僕の好きな人には、彼女がいる……。 

    六歳年上の大学院生に片想いしている大学一年生。

    カテゴリとしてはBLですが、恋愛というより女友達との友情等、青春物語の比重が高いかもしれません。

    *女性キャラクターが(ラブではなく)結構絡みます。苦手な方はご注意を。

    本編+後日譚&サイドストーリーSS・全6編。

     大学の入学式で、晶はその人に出会った。そして、恋をした。

     ……だけど、その彼には彼女が居た。


    【以下、一部抜粋】

    「君!新入生だよね?入学式もう始まるんじゃないの?」
      スーツに着られた姿に一目でそれと気づいたらしく、何故か構内で自転車に乗って晶の後ろを走り過ぎようとしていた背の高い上級生らしい人が、急ブレーキで止まって声を掛けて来た。
    「あ、あの俺、いや僕もっと早く来るつもりだったんですけど、でも」
     焦ってしまい、しどろもどろで無意味な言い訳を並べる晶を、彼は優しい声で宥めてくれる。
     「落ち着いて。場所はわかる?」
    「あ、会場のホール、ってあれ、ですよね?」
      構内案内板を指しながらの晶の台詞に、その人は跨っていた自転車から降りながら驚くべき提案をした。
    「うん、遠いだろ?ちょっとありえないくらい広いからね。さ、これ乗ってって」
     「え、……え?」
    「歩いたら十分以上は掛かるし絶対に間に合わないから!新入生は、いや新任の先生なんかもこの広さを舐めて痛い目に合う人多いんだよな」
    (……十分!?大学内で?)
     「自転車って、……いいんですか?」
    「うん?自転車通行がOKかってことなら大丈夫だよ、大学側からちゃんと許可出てる。何せ広過ぎるからね。通れる道とかに多少制限はあるし、他にも細かいルールはあるけど。二人乗りは禁止だから、乗せて行ってやれないんだ」
     突然の申し出に狼狽えている晶に、彼は強引に自転車のハンドルを握らせた。
    「最初から遅刻して、嫌な記憶から大学生活始める気?いいから早く乗る!」
     「は、はぁ──」
     「この広い通りを向こうへずーっと道なりに走って、正面に見える大きな建物だからすぐわかると思うよ。看板も立ってるだろうし。俺は歩いて回収に行くから、ホールの前で乗り捨てといて。もし誰かに咎められたら『薬学研究科の石森がすぐ取りに来ます』って言っとけばいいから。ホラ、早く!」
    「あ、ありがとうございます。お借りします」
     頭が真っ白で冷静な判断もできないまま、晶は提げていたバッグを前籠に放り込み、所謂『ママチャリ』と称されるのだろうその自転車で走り出した。

                            ●一編目『心を閉じ込めて』より

    【本当に少しですが、ご参考までに】



     *中止になった昨年一月の文フリ京都に合わせて出したものです。

     私の書くものは基本的にそうなんですが、描写という意味ではライトBLというのもどうかというくらいライト過ぎるBLです(そもそも今作は、本編が恋愛未満なのでそういう関係自体がありません)。
     ただ、ライトが『明るく楽しい』という意味だとしたら、私の書くものの多くはライトBLではない……。結構ウェットで面倒な話が多いです。

     もし少しでも興味を持っていただけたら、どうかスペースにお立ち寄りください。
     お試し読み用に、一部抜粋のプリンタ本をご用意しています。また、番外編無料配布ペーパーもあります。

ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になる出店者を記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。

同じ出店者のアイテムもどうぞ

きらめき、ゆらめきCrystal Heartあいをさがして 〜Mellow〜【R18】

「気になる!」集計データをもとに表示しています。