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少女は初恋に嘘をつく

  • う-13〜14 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • しょうじょははつこいにうそをつく
  • Pねーむ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 86ページ
  • 500円
  •  高校生になって二度目の夏。

     恋を知らない少女・静香(しずか)は、同級生で幼馴染でもある未央(みお)が付き合っていることを知る。それは彼女にとってさほど気に留めるようなことではない――はずだった。

     徐々に心を蝕んでいく、得体の知れない感情に少しずつ苦しめられていく静香。そんな彼女にルームメイトであり、先輩であるみどりはこう告げるのだった。

    「あんたは恋してるの」

     姉であり妹であり、なにより同性である未央への恋心。それは恋愛経験のない静にとっては当然受け入れられるようなものではなかった。

     そんな中、静香はバイト先の同僚である廉太郎(れんたろう)からプールへ行く誘いを受け、そこで告白される。静は現実から目を背けるかのように、彼の告白を受け入れるのだった。

     しかし当然うまくいくはずもなく、二人の仲は一向に縮まることはなかった。

     後日、未央が恋人と別れたことを知り、どこかホッとする静香。

     それからしばらく経ち、偶然にも廉太郎とのデート中に未央と遭遇した静香は、そこで初めて廉太郎と未央が付き合っていたことを知る。

     自分が二人の仲を引き裂いた、そう思った静香は自己嫌悪に陥りながらも、ようやく自らの気持ちを確信する。そうして彼女は、未央に本心を打ち明けることを決意するのだった。


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