ことわりさん

• き-12 (小説|BL)→配置図(eventmesh)
• ことわりさん
• 壬生キヨム
• 書籍|A5
• 20ページ
• 200円
• https://twitter.com/kiyomumib…
• 2015/4/19(日)発行
• 
  
  私家版歌集。三刷目です！
  2017年9月「芝居maker GOOOOO-TO-J」により舞台化された原案本。
  
  ボーイズラブ、幻想、中二風味の短歌集。
  キヨム短歌のお試し版にどうぞ。
  
  【目次】
  ぼくが死ぬとき
  殺人幻想
  星を殴る
  自殺に立ち会う
  
  
  こんな短歌が載っています
  
  【自殺に立ち会う】
  
  それ以後を誰も知らない雨音をねぎ姉さんの隣に座る
  ではそれについて何とか考えてみましょういらえは返らない
  自分のこと嫌いになれる瞬間は昔の笑みを思い出すとき
  花束を発注するとき渡す子の頭の良さを伝えてください
  使うべきところで使ったハンカチが死ぬべき場所を探す土曜日
  大学に魔法使いの孫がいて退学届を受理してもらう
  盲目の猫すら気づくことわりを緋山が知らないわけはないけど
  作品は作者から独立しており病気のひつじの栞が落ちる
  だがいきなり考えを変えて立ち上がる海神に背を向ける決意で
  万年後ひとは視力を失って保護するものが繁殖させる