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サロン・ド・テ・プランタンの今日の一杯01

  • き-35 (小説|BL)
  • さろんどてぷらんたんのきょうのいっぱい
  • ぽしい
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 84ページ
  • 400円
  • 2016/9/18(日)発行
  • 紅茶を愛する少年・堂島リゼは、ある日ひとつの喫茶店と出会う。
     『サロン・ド・テ・プランタン』。
     ドアを開けると、そこには理想を超えた紅茶の世界が広がっていた。
     この店が忘れられないまま大学に進学したある日、思いがけずこの店で働き始めることになり…?
    『サロンド・テ・プランタン』を取り巻く男たちと、そんなリゼの物語。
    (裏表紙より)

    pixivからの改稿作品。
    主人公がただひたすら愛される系BLが好きな方におすすめです。
    読みながら紅茶の知識も地味に身につきます。
    巻末付録に紅茶の淹れ方(英国式ゴールデンルール)を掲載。


    <本文サンプル>

     初めてその扉を開いたとき、全てが輝いて見えた。

     壁一面の棚に整然と並べられた、紅茶、紅茶、紅茶の数々。

     おそらく五十種類は超えるであろう、様々な種類の紅茶の缶に囲まれた空間。

    「うわぁ…、うわぁ…、うわぁ…!」

     思わず興奮気味にその場を駆け回ると、おなじみのピュアティーから見たことのないブレンドティーまで、次々と色んな茶葉が目に飛び込んでくる。

     これは、朝食向けに作られたダージリンのブレンド。

     これは、万人受けしそうなアップルティー。

     ラプサンスーチョンベースのちょっと変わったフレーバードティーも。

     どれも飲んでみたくて、くらくらしてしまうものばかりだった。

     ここから出たくなくて、ずっとここに居たくて、堂島リゼは思わずこう呟いていた。

    「俺、ここに住みたい…!」



     『サロン・ド・テ・プランタン』。

     レトロモダンな建物が軒を連ねる、坂道の多い港町にその店はあった。

     一見アンティークな外観の一軒家だが、中に入るとそこには紅茶の世界が広がっている。

     一階は紅茶を展示販売するティーミュージアム。

     二階に上がると店の紅茶とティーフードを楽しめるカフェスペースになっている。


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