今朝、新聞で白いこどもと目が合いました
どうして通りすぎることができるのか
見ないふりができるのか
鈴木日出家のこどもを見る眼はプリズム的である。あるときは現実に関わった子に、あるときは報道で知った子たちの傷ついた心に光をあてて、多様な詩のスペクトルを読者に差し出してくれる。作品の中で鈴木自身が登場することは稀であるが、こどもたちの生きた証を書き残そうとする鈴木の強い意志が、ストイックな技法を纏いながら詩集全体を貫いている。徳島で教師をしながら堅実に詩を書き続けてきた、鈴木日出家の待望の第一詩集。