誰かの人生を変えるような出来事は、たぶんほとんど書かれていません。
コンビニで買ったアイスのこと。
帰り道に見た海のこと。
うまくいかなかった恋のこと。
誰かと食べたごはんのこと。
そんな、いずれ忘れてしまうかもしれない出来事ばかりです。
『死ぬ時、たぶん君を思い出さない』は、恋愛についてのZINEでありながら、同時に生活についてのZINEでもあります。
好きだった人のことを思い出しながら、その人と見た景色や食べたもの、交わした言葉を辿っていく。
結局わたしたちは、誰かそのものよりも、その人と過ごした日々を愛しているのかもしれません。
忘れてしまうからこそ大切だった。
そんな記憶たちを集めたエッセイ集です。