こちらのアイテムは2025/6/15(日)開催・文学フリマ岩手10にて入手できます。
くわしくは文学フリマ岩手10公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

わたしたちには なやみなんてない。

  • A-06 (小説|純文学)
  • わたしたちには なやみなんてない。
  • ナカノヒトリ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 46ページ
  • 400円
  • https://note.com/pentopan/n/n…
  • ひりひりした読み味の短編集。

    2021年に10冊だけ作った短編集『わたしたちには なやみなんてない。』
    表紙と短いあとがきを新たに、改訂版として発行いたしました。

     ひりひりする読み味、ちいさな棘を抜きながら描く日常がお好きな方に。


    【こんなひとに】

    ☑心の機微をすくいとるのが好き

    ☑痛みのある青春小説を読みたい

    ☑短編集が好き

    ☑孤独な話に惹かれる


    どこへでも、

    「ほんと、たいしたことじゃないんですよ。先生」 

     そう言って女子高生の主人公は語り出す。
    「散歩に行ってくる」と出ていったきり、帰ってこない母のこと。
    姉とふたりで過ごすの日常のこと。

    どこへでも行ける。 どこへでも行ってしまえ。 でも一体、どこへ?


    ある家族の食卓の風景。
    母から家族へと順番によそわれ、最後は雑炊になる。そういう儀式のようだった。 

    食べるのをやめた妹、父。 母と姉と僕は、変わらずに5人分の鍋を食らう。 

     あやういバランスで成り立っている、どこか不穏で歪な家族のかたち。


    春が来るまで待っていて

    男子中学生の四人は、公園に集まってハルシオンを服用する。
    「ハルがキタ」と笑いだす友達に、キマッたふりでついていく俺。 

     担任教師に呼び出されても、友達を裏切ろうなんて思わない。俺は。けっして。


    二毛作の兄弟

    農家を出ていった兄弟は、両親の他界をきっかけにそれぞれ「米」「麦」を交代で引き継ぐことにした。 

    米の時期には兄の夏樹が。
    麦の時期には弟の冬真が。 

    ほんの少しのずれで壊れてしまいそうな、不確かな暮らし。



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