焼けてゆく豚のシルエット、そして炙られた肉の匂い。神聖な儀式と食欲が混じる。猛烈に私は「生きている」ということを実感した。
1996年、田舎の高校生だった私はアルバイトでお金をため、東南アジアのとある山岳地帯へ向かうスタディツアーに参加した。水道も電気もない村での数日間で見えたもの。そして帰国後の私は…。
現在は専業主婦である筆者。至って普通に生きている人間でもこんな冒険はできます。ときおり子どもに話して聞かせる「ママの冒険の話」のなかから、冒険を通して自分を見つめた高校時代の記録。
★初版はCDジャケットほどのサイズでしたが、新装版はA5に。★サイズが大きくなったためページ数が減少していますが、中身は全く一緒でお値段も変わりません。★フォントや配置の変更・ルビを追加・写真の拡大をし、読みやすくなりました。
表紙カラー+本文モノクロ=38p A5縦書き/2017年11月23日初版発行/2019年5月15日改訂版発行